2018年9月10日月曜日

土壌診断による適切な施肥

環境保全:必須 効率化:重要(栽培管理作業)
 肥料はやればやるほどよいのではなく、適切な量をバランスよく施用するのが大切です。作物に合った土を作ることや適量の肥料を与えることによって作物は健康に育ちます。結果的に肥料のコスト削減にもつながります。

土壌の性質は、物理性(保水力、硬さ、団粒構造など)と化学性(土壌成分や養分など)の両面から捉える必要があります。排水性の悪い農地であれば、それに適した作物を栽培したり、排水性のよい土壌を好む作物を栽培するのであれば、排水性をよくするための措置が必要です。

 土壌診断をせずに長年同じ施肥量を施用し続けると、作物が吸収しきれない養分が土壌に溜まって土壌養分の偏りが出て農作物栽培に悪影響を及ぼすことがあります。また、過剰に肥料を与えることは、養分が浸透して地下水汚染にもつながります。地下水を水資源として農作物を生産していれば、その悪循環が続いてしまいます。健全な農業経営を続けるためにも、定期的に土壌診断を行い、常に土壌を健康に保ちましょう。

養分過多な土壌によって起こる問題点は?
 養分過多になった不健康な土壌は、農作物の収穫に悪影響を与えるだけでなく、環境汚染にもつながります。それでは実際に、どんな問題を引き起こすのでしょうか。
  • 地下水汚染
  • 土壌の養分バランス等の悪化
  • 作物の品質低下
  • 収穫量の減少

参考:環境を保全する|これから始めるGAP - 農林水産省

2020/10/30 更新

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