2019年8月14日水曜日

GAPトリアージ


GAPトリアージ 認証取得 農家を後押し 改善箇所 色で指示
岐阜農林高校の生徒考案 日本農業新聞 2019/8/14

改善の緊急度合いなどに応じて4色のカードを農場内のポイントに貼り付け、
改善の必要性の状況が一目で分かるようにしたとのこと。
改善活動の手始めとして(同じやり方でなくても)すぐに取り組めそうです。

「100項目以上にわたる適合基準に沿って、
 直ちに改善が必要な緊急度が高いものを赤、
 緊急ではないが訂正が必要なものを黄、
 適合基準を満たしているものを緑、
 適合基準に該当しないものを青に色分けし、
それぞれのカラーカードを各ポイントに貼り付ける。」

作業環境の暑さ対策-食中毒の防止

食品安全:必須
暑い季節、暑い場所では、農産物の鮮度保持食中毒防止のために、
収穫した農産物、特に生鮮の野菜や果物は、なるべく早く冷却したり
調整を行う室内を涼しくしたりする工夫をします。

《なぜ》 気温の高い場所では、
食品の傷みや病原菌の増殖が早くなり、食中毒の危険性が高まります

《どのように》
〔屋外:収穫作業〕
 温湿度計を設置して、30℃以上の暑い時期をはずして作業します。
 なるべく直射日光をさけ、日陰(軒下、木陰など)や室内で作業します。
 外で収穫した野菜を直ぐ空調の効いた室内に搬入し調製します。
 これは収穫物の鮮度を保持するために、重要です。

〔屋内:調整作業〕
 日光を遮光します。(例:軒を長くする、日除け、ブラインドを掛ける)
 外気を効率よく取り込みます。(例:風向きと同じ方向の窓を開けます)
 循環ファンで室内の空気を強制的に循環させます。
 作業舎内に、クーラー等空調設備を設置します。

 農産物の色、臭い、触感などに異変を感じた場合は、廃棄します

商品クレーム対応の手順化

食品安全:必須 効率化:必須

商品クレーム対応の方法について。
商品に関する苦情・異常への対応手順 - JGAPモデル帳票集 より引用
(参考帳票「是正処理報告書」をダウンロード可)

商品に関する苦情・異常が発生した場合の対応について文書化された管理手順があり、下記が明確になっている。
① 商品に関する苦情や異常の発生時における商品管理の責任者への連絡
② 状況及び影響の把握(商品回収の必要性の判断を含む)
③ 応急対応(影響がある出荷先及び関係機関への連絡・相談・公表、商品回収、不適合品の処置等を含む)
④ 原因追及
⑤ 是正処置
⑥ 法令違反があった場合のJGAP審査・認証機関への報告

商品に関係する苦情・異常が発生した場合には、上記の管理手順に従って対応したことが記録でわかる。

以下、クレーム対応の参考資料

悪質クレーマー撃退の50ポイント(書籍紹介)
事実の確定には、5W1H(いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どのように)
を明らかにするよう、事実確認をすることが大切です。
相手方が、この特定に応じようとしない、答えようとしなければ、
真摯にクレーム処理に応ずる必要はない、と判断してよいとのこと。

絶対サポセン黙示録
パソコンサポートセンターでのクレーム対応事例集

2020/10/29 更新

農業法人の経営継承対策

農業法人の経営継承対策-基本的な考え方と類型別の特徴-
農研機構「マネジメント技術プロジェクト」により作成された冊子。
(冊子のPDFファイルをダウンロード可能)
農業法人における経営継承対策の基本的な手順のほか、
法人の形態や経営継承の方向性に即したタイプ別の留意点を解説しています。

参考:経営継承・新規就農関連資料 - マネジメント技術プロジェクト
新規就農指導支援ガイドブック、経営管理チェックシートなど

作業環境の寒さ対策

労働安全: 必須 寒い季節には、室内を 暖房 するか、 温かい服装 で作業します。 《なぜ》 1)冬の剪定作業や、保冷庫内での作業のように寒い環境で作業していると、手足や体が冷え、作業の能率が低下したり、動きがぎこちなくなったりします。腰痛や関節痛の経歴のある方は痛むことが...