2020年11月20日金曜日

職場での転倒災害防止

労働安全:必須 効率化:重要

職場での労働災害(労災)の事故のうち、最も多いのは「転倒」です。
死傷災害件数の実に4分の1は、転倒によるものです。
また、転倒災害の約半数が、50代以上の女性となっています。
転倒を防止する対策は、どんな職場でも大きな課題です。

改善策データ:
 充分な広さの通路の確保通路の障害物を取り除く
 段差をなくしスロープにする高所作業での安全対策

参考資料:
STOP!転倒災害プロジェクト - 中災防
転倒災害防止のためのチェックシート(リーフレット:PDF)
STOP!転倒災害プロジェクト - 厚生労働省


2020/11/24 更新

2020年11月5日木曜日

クマなど危険動物の被害防止

労働安全:必須 環境保全:重要(動物出没の可能性がある場合)

クマをはじめイノシシシカなどに遭遇して襲われる被害が発生しています。
大型野生動物による死傷事故を防止する対策が必要です。

クマ類出没対応マニュアル(環境省)「一般向け」より引用

1.クマ類の生態を知る

人里や恒常的生息地におけるクマによる人身被害を減らすためには、
クマの生態を知る必要があります。

ヒグマ、ツキノワグマとも聴覚、臭覚は非常に優れています。
走る速さは時速 40km に達します。丈夫な養蜂箱を破壊する力を持っています。
植物性に偏った雑食性で、多様な植物や動物を採食します。ハチミツも好物。

秋には、ミズナラ、クリ、コナラ、ブナなど堅果類(ドングリ)の採食割合が増えます。堅果類が凶作の年には、他のエサを求めて人里まで行動圏を拡大することがあり、農地や集落への出没が増えます。

2.人身被害を防止する

クマによる人身被害を防ぐためには、まずクマとの遭遇を避けるための方策が最も重要です。クマの生息地への入山でも、クマへの備えが重要です。

人里をクマが利用できない環境とするため、生ゴミや放棄果樹など誘引物を除去することが重要です。クマが好む飼料作物や養蜂箱の周辺には、電気柵の設置を検討してください。

入山予定地域のクマの生息情報を確認し、山では自分の存在をアピールして突然の出会いを避けること、またエサとなるものは放置せず、残飯も持ち帰ることが重要です。

近距離で遭遇した場合には、クマを見ながらゆっくり後退するなど、
落ち着いて距離をとるようにし、あわてて走って逃げてはいけません。

3.出没を防止する

防除効果をあげるためには集落単位など地域ぐるみで、誘引物の除去緩衝帯
あるいは電気柵の設置などを行い、それを継続・維持することが重要です。

参考:野生鳥獣の保護及び管理(鳥獣保護管理法等) - 環境省
   クマに関する各種情報・取組
関連データ:動物(害獣)の侵入防止

2020年11月1日日曜日

外国人労働者の安全衛生対策

外国人労働者の安全衛生対策について - 厚生労働省

↑こちらのページで(農業(教材)をクリック)
農業に従事する外国人労働者向け教材」が提供されています。

「安全に農作業するために」映像教材(YouTube)とテキスト教材
 ※11か国語に対応しています。日本農村医学会が作成。

関連データ:職場のパワーハラスメントの防止
    (特に、外国人技能実習生の受け入れに関して)

作業環境の寒さ対策

労働安全: 必須 寒い季節には、室内を 暖房 するか、 温かい服装 で作業します。 《なぜ》 1)冬の剪定作業や、保冷庫内での作業のように寒い環境で作業していると、手足や体が冷え、作業の能率が低下したり、動きがぎこちなくなったりします。腰痛や関節痛の経歴のある方は痛むことが...