2018年6月14日木曜日

手持ち動力工具・可搬型農業機械

手持ち動力工具、可搬型農業機械を安全に使用します。

《なぜ》
 農作業では刈払機、チェーンソー、電動ドリル等の手持ち動力工具(農業機械)をよく使用します。これらは、人力より能率的に作業できる反面、ケガをする危険性も高くなります。実際に刈払い機を使用中に、刈刃が破損して大ケガをした事例があります。動力工具を使いこなすには高い技能と安全作業の知識が必要です。

《どのように》
1)購入時に取扱説明書をよく読みます。さらに、取扱説明書を機械と一緒に携帯します。
2)熟練者に正しい使用方法を指導してもらいます。

3)使用前に刃の異常磨耗や亀裂がないことを確認します。また、刃物はこまめに研ぎます。

4)保護メガネ、耳栓、手袋等の保護具を着用します。(機械に巻き込まれる危険性がある場合、手袋は着用しません。)また、切りクズ等が飛散する方向を避けて作業します。

5)緊急停止スイッチの作動の良否を確認します。もし、不良であれば販売点に修理してもらいます。

6)足場の良いところで作業します。また、きつい姿勢になったり材料のバタつきがないように作業台、ジグ等を工夫します。

7)故障したり、作物等を除去する時には、エンジン、電源を必ず止めます。

8)キックバック(機械を材料に当てたときに跳ね返されること)しないように両手で機械を保持します。

9)目的外使用や機械に無理させないようにします。

10)振動、騒音が小さい回転で使用します。電動式機械は、以下の点にも配慮します。

11)電源コードを誤って切らないように取り回しに注意します。

12)スイッチが短絡して動き出さないようコンセントを抜いて点検整備を行います。

13)感電や火災に対しても注意します。主な機械の注意事項は、

《追加のヒント》
 消耗品を現場に持参しておくと修理や調整の時間を少なくできます。

引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター

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