《なぜ》
農薬は人体や周辺環境に害を及ぼす危険性があり、
取扱方法、貯蔵方法等に注意が必要です。
詳しくは、法令、研修テキストをご参照ください。
ここでは日常管理において特に注意すべき事項について述べます。
《どのように》
以下の点を配慮して農薬を取扱います。
■人の体に農薬が触れたり、吸い込んだりしないようにする。
■周囲の環境を汚さないようにする。
■化学変化を起こして害を及ぼさないようにする。
具体的には、日常の注意事項を以下に示します。
・必ず容器のラベルを読み指示に従う
・保管場所にはカギをかける
・保管場所は直接日光の当たらない、冷涼・乾燥した所にする
・容器の移し替えは絶対にしない
・除草剤は他の農薬と離して保管する
・有効期限内に使用する
粉剤、水和剤などドライな農薬は、液剤や乳剤などのような液体より上に保管する
農薬の流失防止のためにコンテナトレイ(液体を十分に受け止められる容積のもの)に薬剤を保管する
施錠できる保管庫に保管する
農薬によっては引火性のあるものもあるので、金属性の保管庫に保管(事務ロッカーでも可)する
流出したときのために塵取り、ほうき、砂(または米ぬか等)を常備しておく。流出したときは砂または米ぬかで農薬を付着させて薬剤を回収する
保管庫がある部屋は農薬のラベルが十分に読める明るさにする
立ち入りができる保管庫の場合、換気が十分できるようにする
保管庫が異常に高温にならないよう置く場所に注意する
もともと薬剤が入っていた容器で保管し、決して他の容器には入れ替えない
引用:食品の安全を確保する - これから始めるGAP - 農林水産省
保管庫内で液剤がこぼれ、棚の下にあった粉剤が使えなくなった事例も。
1)農薬の取扱い、使用法について、各都道府県病害虫防除所、農業試験場等へ問い合わせます。
2)毒物劇物取扱については、全国都道府県の保健部・薬務課へ問合せます。
3)容器のラベルの字が小さく、読みにくい場合は、虫メガネを用意します。
引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター
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