《なぜ》
1)使いにくい工具は、確実に作業できない上に、手が滑ったり挟まれてケガをすることがあり危険です。
2)また、手首を無理に曲げたり、ひねりながら工具を使用していると腱鞘炎になる確率が高くなります。
3)工具は、永年にわたり使用するので使いやすく、丈夫なものを選択します。
《どのように》
1)いろいろな工具があるので、全て満足できるとは限りませんが選択する場合のポイントとして、
(1)ドライバー、スパナ等はサイズがネジやナットにぴったり合う。
(2)適切なグリップ(手の握り)がついている。
(適切な太さ、長さ、形、滑り止め付き、ストッパー付き)
(3)十分な強度がある。
(4)刃物は切れ味が持続する。
(5)ハンマーなどの柄は、手首の曲げやひねりがない状態で作業できる形になっている。(例:ピストル形のグリップ)
(6)整理された道具箱に入っている。
(7)電気工具は、絶縁処理や、アースがとれるようになっている。
(8)ハサミ等のグリップがバネで開くものは、ひんぱんに開閉しても疲れない。
2)適切なグリップの目安として、
〔1本のグリップを手全体で握る工具〕(例:ドライバー)
(1)太さが3~4cm程度。長さが10cm以上。
(2)滑りにくい形状または表面処理済み。
〔2本のグリップを握る工具〕(例:ペンチやハサミ)
(1)グリップの太さが力を入れても痛みを感じない十分な太さ。
(2)開閉する時のグリップ間距離の範囲は、片手で使うもので4cm~10cm。両手で使うもので取り回しやすい長さ。
(3)グリップの長さが13cm以上。
(4)滑りにくい形状または表面処理済み。
3)電動工具は重く手首に負担が大きく、大きな力を発し危険です。よって、工具を両手で保持して使用する、天井からつり下げる、据え付け式のものを使用する等対策を検討します。(例:ハンドドリルとボール盤、ハサミと押し切り)
《追加のヒント》
1)刃が付いている工具は、刃を研ぐ、可動部分(例:ちょうつがい)に注油すると小さな力で操作でき、長持ちします。
2)滑りやすいグリップには、滑り止めテープを巻きます。
3)正しい使用方法も訓練します。例えば、目的外に使用しない。ドライバーは確実にネジみぞに当て使用する等。
引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター
農業現場において労働安全、食品安全、環境保全、効率化、防犯などを目的とした改善活動を進めるため、テーマごとに作業を改善する方策(改善策)をわかりやすく紹介しています。 ページ右側のカテゴリー(ラベル)を選択してください。
2018年7月2日月曜日
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