2018年7月2日月曜日

電気機器や照明器具の漏電防止

労働安全:必須
漏電や火事にならないよう電気機器や照明器具を安全に使用します。

《なぜ》
1)漏電していると感電の危険性があります。特に水を使う場合は、漏電していると直接機械に触らなくても感電する危険性があり、特に注意が必要です。
2)タコ足配線やコンセントの容量を超えて電気器具を使用すると電源コードが発熱して火事になる危険性があります。

《どのように》
1)漏電防止のために、コンセントのアースをとります。また、接地極にアース線を確実に接続します。)漏電ブレーカも接続します。なお、ガス管、硬質ビニール製水道管には接続を避けます。この場合は電気工事士に相談します。

2)コンセント、電源コード、アース線、スイッチボックスの破損、腐蝕、断線等を見つけたらすぐ修理します。

3)車や人が通行する場所をさけて電源コードを配線します。やむを得ず配線する場合は丈夫なカバーで覆います。
 なお、ステップル(小さなコの字形の金具)で電線を固定すると断線しやすいので、フックや両面テープ等別の方法で固定します。

4)点検作業は必ずコンセントを抜いてから行います。
 (待ち受け電源が入っていることがあります。)

5)コードのみを引っ張ってコンセントを抜いたり、コンセントを抜き差しして電源を入/切するとコンセントやプラグを破損するので禁止します。

6)コンセントの容量以内で電気製品を使用します。通常の単相ACのコンセントは1つの接続口当り1000~1500W程度です。消費電力の合計をそれ以内にします。

7)プラグとコンセントを長期間接続したままにすると、ほこりが溜まって絶縁がわるくなり火災の危険性があります。時折コンセントの接続部分を掃除します。

8)ぬれた手は、必ず水をふき取ってからコンセントやスイッチを操作します。また、水を入れた容器は電気製品の上に置かないようにします。

9)燃料や燃えやすいものの近くで電熱器や白熱灯、火花のでるものの使用は止めます。

10)スイッチのヒューズのかわりに針金を使用したり、無理な改造は危険です。

11)屋外に配線する時には電気工事士に工事を依頼します。コンセントは防水箱の中に納めるか、防雨形にします。延長コードにも防雨形を使用します。

12)畜舎内では電線を動物にかじられないないよう金属パイプ等でカバーします。コンバイン、乾燥機の配線はネズミにかじられないように念入りに掃除します。

《追加のヒント》
1)ハンドランプは電球が熱くなります。また、ソケットを持って使用することが多く、やけどや断線の危険性が大きいので、注意して取扱います。

2)消火器は、普通火災、油火災、電気火災に対応した“ABC消火器”を用意します。

引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター

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