2018年7月2日月曜日

ケガに備えた保護具の使用

打ち身、切り傷等に備えて手袋やヘルメット等保護具を使用します。

《なぜ》
1)打ち身、切り傷等に備えて、ヘルメット保護メガネ耳栓イヤマフ(耳覆い)、手袋カッパすね当て安全靴等の保護具を装着し、安全・快適に作業しましょう。

《どのように》
1)作業にあった保護具を用意します。併せて消耗品も用意します。販売店によっては、在庫がなかったり、納得いく説明が得られないこともあります。詳しくは保護具のメーカに問い合わせます。
2)保護具の装着・使用方法、手入れ方法を取扱説明書等で確認します。
3)紛失しないよう保管場所を決めます。

《追加のヒント》
保護具の選択・使用上の留意点等は、

1)手袋
(1)稲の手こぎ等巻き込まれる危険性がある作業は、手袋、腰手ぬぐいをはずしてから行います。
(2)滑り止め手袋は水に濡れると効果が極端に下がるので注意します。

2)ヘルメット
(1)頭にあったものを使用します。
(2)アゴひもは必ず正しく締めます。
(3)1度でも大きな衝撃を受けたものは、外傷がなくても使用を止め交換します。
(4)改造は危険です。
(5)汚れは薄めた中性洗剤でふき取ります。
(6)投げたり、高いところから落としたり、腰掛けることは破損の原因となりよくありません。
(7)帽体やヘッドバンドが破損、変形、変色したものは新品と交換します。

3)保護メガネ
(1)軽量なものを選択します。
(2)視界、保護範囲が広い物を選びます。
(3)マスクと併用する場合は、呼気や汗で曇らないか確認します。
(4)表面が傷付かないように、汚れは粉塵を先に払い落としてから拭き取ります。
(5)代かき作業のようにドロが大量に附着する場合は、料理用ラップフィルムを数枚貼付けてはがしながら使用します。

4)
 最近は、上半分がゴアテックス素材の長靴が販売されています。従来より高価ですが、蒸れにくく、軽量で小さく折りたためます。
 スニーカ型安全靴は、軽く、靴底が軟らかく、蒸れにくい性質をもっています。また、フォークで足を刺す危険性がある場合は足の甲の保護プロテクターを使用します。
軽作業の場合でも、固めのシリコン製サンダルを着用すると、物を落とした時に足のケガを防止できます。

5)前掛け、その他
 前掛けは機械に巻き込まれた時のために肩ひもがホックで、はずれやすいものもあります。
 保護クリームは農薬用、作物アレルギー用、日焼け防止用があります。

引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター

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