環境保全:必須 効率化:重要(栽培管理作業)
《なぜ》
現代において環境問題は深刻な問題です。農業分野でも、野菜クズやマルチシート、肥料袋等大量の副産物や廃棄物が発生することがあります。
再利用するほか、分別して収集することにより、再資源化できる物も多くあります。
関連データ:野焼きはなるべくしない
生ゴミや作物残さを放置すると、悪臭を発したり、害虫や病原菌が繁殖したりすることがあります。
《どのように》
廃棄物の再利用方法(リユース)を検討します。
(例:機械を再利用する、部品取りにする、
家畜糞尿と稲わらを農家間で交換する、堆肥肥料にする等)
[注意] 農薬の空容器の再利用は、誤飲事故の危険性があり厳禁です。
処分する場合は、自治体ごとに分別、処分方法が異なります。
処分方法を自治体、販売店、産廃業者等に問い合わせ適切に処分します。
分別して廃棄できるように、複数のゴミ箱(袋)を用意します。
廃棄物や作物残さは、圃場、施設、道路やその周辺に放置しないようにします。
病害虫の発生を抑えるためにも、栽培終了後には圃場の後片付けを適切に実施します。
《追加のヒント》
生ゴミを放置すると悪臭を発したり、ハエ等が繁殖したりすることがあります。
これらを防止するために、フタ付きのゴミ箱を用意します。
プラスチック系の廃棄物は、焼却するとダイオキシン等を発生するものとしないものがあります。ダイオキシンを発生しないものを極力使用します。
まとめて購入すると、梱包資材(袋、ヒモ等)が少なくできることがあります。
自治体指定のゴミ袋を使う場合、ゴミ袋がちょうど入る大きさ(30Lや40L)のゴミ箱を用意すると、ゴミ袋の付け外しがしやすくなります。
施設栽培では、細かな農業資材(クリップ、針金、結束帯など)を使用するので、栽培中の農作物に入り込んだり、収穫物に紛れ込むことがないように、注意します。
プラスチック、ビニールなどの樹脂類は、紫外線などの影響により脆く、細かくなりやすく、注意が必要です。
引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター
※廃棄物の再利用や処分先の例あり(機械、紙、プラスチック、廃油、バッテリ、農薬ビン・容器、生ゴミ(野菜くず・剪定枝等))
参考:環境を保全する - これから始めるGAP - 農林水産省
GAP取組支援データベース - 農業ナビゲーション研究所
2022/11/14 更新
0 件のコメント:
コメントを投稿