2018年6月13日水曜日

洗い場や休憩場所の設置

労働安全:必須 食品安全:必須 環境保全:重要 効率化:重要
自宅から遠くにある圃場や作業場に洗い場や休憩場所を設置します。

《なぜ》
 機械や体についた農薬やドロを洗い流すのに水場はかかせません。また、夏の暑い作業で失われた水分の補給をしたり、日陰に入って暑さを避けることは重要です。

 圃場整備後に、休憩できる畦場や木陰がなくなることがあります。

《どのように》
1)水飲み場、洗い場を設置します。
ただし、糞尿や農薬で汚染されそうな場所は水を持参します。

2)水場には石けん、洗剤を備えます。
 関連:正しい手洗いの手順

3)日光や暑さ、寒さをしのげる休憩所を設置します。
 関連:作業環境の暑さ対策、熱中症の防止作業環境の寒さ対策

4)可能であれば、冷暖房施設、トイレ、ゴミ箱、救急箱等を設置します。
定期的に清掃します。
 関連:トイレの確保

 パイプライン給水方式にすると、圃場付近で苗箱や機械等の洗浄がしやすくなります。

《追加のヒント》
1)複数グループが共同で休憩所を使用すると気分転換やコミュニケーションにも役立ちます。

2)休憩所はいたずらされないように、不在中はカギをかけられるようにします。

3)水場が近くにない場合は、水を持参するか、水中ポンプを用意して側溝からくみ上げられるようにします。

4)汗で失われた水分補給のために冷やした水やスポーツ飲料も持参します。

引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター

2021/12/16 更新

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