事故や違反の発生による経営的な損失の可能性、すなわち「リスク」を客観的に評価し、そのリスクの低減、すなわち「改善」を行い、さらにリスクの評価と改善を継続していくことです。
厚生労働省(2006)による「危険性又は有害性等の調査等に関する指針」を参考にして、農業現場における「リスクアセスメント」の手順を以下のようにまとめました。
[1] ハザードの特定
現場のあらゆる事故の発生要因、すなわちハザードを洗い出し、特定する。
[2] リスクの見積り
[1]による事故の重篤度すなわち経営的な損失の度合い及び
その事故が発生する可能性の度合いを組み合わせて、リスク を見積る。
[3] 改善策の検討
[2]の見積りに基づくリスクを低減するための優先度を設定した上で、
そのリスクを低減するための措置(リスク低減措置)=改善策を検討する。
[4] 改善策の実施
[3]の 改善策 を現場で実施するとともに、その結果を評価、記録する。
[5] 以上の手順を繰り返す。
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