2018年7月2日月曜日

機械の危険な部分の安全対策

伝達軸、ベルト等危険な部分に安全柵を設置します。

《なぜ》
 一つ一つの機械の安全対策は万全でも、原動機と作業機をつなぐベルトや動力伝達軸の安全カバーはないのが常です。その部分には安全柵を設置する等の対策を検討します。

※毎年、農業機械、施設に関わる農作業事故が多く発生しています。それに対して、年々機械の安全対策も進んできています。
 防止対策の1つとして、より安全な機械を購入することをお勧めします。

《どのように》
1)作業前に、機械の危険箇所を確認し、共同作業者にも知らせます。

2)むき出しの動力伝達ベルト伝達軸の周りに丈夫な安全柵を取り付け、危険を標示します。

3)ベルトやPTOのドライブシャフトにまたがったり、乗り越えたりしないようにします。

4)機械に付いている安全カバー安全装置は取り外さないようにします。

5)機械に巻き込まれない服装にします。
(例:そで口を閉じる、シャツが背中からはみ出ないようにする、長い髪をまとめる、腰手ぬぐいをはずす)

6)購入の際には、価格や性能、新機能に目が行きがちですが、安全性や使いやすさもチェックします。具体的には、なるべく型式検査合格証票、または安全鑑定証票が貼られた機械を購入します。なお、型式検査に合格した機械は、その性能主な装備を型式検査成績表で調べることができます。

 また、下記の部分の使いやすさについてもチェックします。
・燃料の給油口の位置
・乗降ステップの高さ、幅
・バッテリーの取り外しやすさ
・ボンネット、安全カバーの開閉のしやすさ
・メータ、説明文の字の大きさ、用語の分かりやすさ
・エンジンの始動のしやすさ
・騒音の大きさ
・振動の大きさ
・レバー、ペダルの操作力
・掃除口の位置

《追加のヒント》
1)新型の機械は、従来と操作方法が変わっていたり、新しい自動化装置がついていることが多いものです。
 よって、機械の購入時に販売員から正しい操作方法を納得いくまで説明してもらいます。取扱説明書でも確認します。

2)安全な作業方法について検討します。
 (例:トラクタの適切な運転速度は、各自の運転技能により異なります。各自にあった速度を確認しておきます。)

3)組作業での合図を事前に決めておきます。

引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター

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