2018年9月7日金曜日

腰掛け台車等の導入

しゃがみ姿勢や、極端な上向き姿勢がないよう腰掛け台車等を導入します。

《なぜ》
1)間引き、除草作業等でしゃがみ姿勢を長時間持続していると、ひざやふくらはぎへの負担が大きくなり、しゃがみ姿勢から立ち上がる動作がきつくなります。
2)果樹園での摘果、収穫作業等では上向き姿勢が多く見受けられます。
 手が肩より上になる場合は特に腕、肩、首への負担が大きく、関節痛や、肩こりの原因になります。
3)これらに対して、簡単な腰掛けや踏み台で姿勢改善を図ることができます。最は、腰掛けたまま移動ができる作業台車等が開発され普及しつつあります。

《どのように》
1)しゃがみ姿勢でのひざへの負担を軽減するために腰掛けや移動台車を使用します。
2)しゃがみ姿勢の時はジーンズのように厚手生地ではなく、トレーニングパンツのように軟らかい生地のズボンをはいて作業します。
3)ひざまづき姿勢でいるとひざがいたむことがあるのでひざ当てを着用します。
4)上向き姿勢での肩への負担を軽減するために踏み台を使用します。
 この時、踏み台に立ったまま持てる取っ手をつけると能率よく移動できます。

《追加のヒント》
1)上向きやしゃがみ姿勢を改善できるように着果位置が腰~肩までの高さになるように作物の栽培方法を工夫します。
 栽培方法について試験場、普及センターに問い合わせます。
2)手すり、手掛があるとより楽に立ち上がったり、座れます。

引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター

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