2018年11月7日水曜日

作物病害の伝染防止

効率化:必須(栽培管理作業)

せん定や芽かきなどの管理作業で作物に病原体を伝染させてしまい、
病害の被害が広がることがあります。
病害の伝染を防止することは、農薬散布の削減にもつながります。

《どのように》
・靴の土落とし、消毒
 圃場やハウスを移動する時は、靴に付いた土を落とす。
 より衛生的には、消毒マットを使って、靴底を消毒する。

・こまめに手洗い
 圃場やハウスを移動する時は、手を洗うか、手袋を交換する。
 関連記事:正しい手洗いの手順

・管理用ハサミの消毒
 少なくともハサミの使用後に洗浄し、アルコール等で拭く。
 なお、自動消毒ハサミ(消毒液式や熱式)も販売されている。

・作業後の用具の洗浄、作業着の洗濯
 作業後に、使用したクワ、カマ、カゴ、台車などを洗浄する。
 靴は土を落としてよく洗浄、手袋や作業着も洗濯する。

・病害株の抜き取り・持ち出し
 病害のまん延防止の基本。病害の知識が重要。
 なるべく早く、病徴を見つけて取り去る。場所などを記録する。

参考:
管理作業での伝染防止 - トマト土壌病害(青枯病)対策 - タキイ種苗
刃を自動消毒する整枝用ハサミ - 群馬県農業技術センター

2020/10/30 更新

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