機械の移動や点検整備がしやすいように格納庫を整備します。
《なぜ》
格納庫では、機械整備時のはさまれや、不安定な床でジャッキが転倒し下敷きになったり、排ガス中毒事故の危険性があります。
また、新しい機械を購入すると、格納庫の入口が小さくて中に入れずに空間をむだにしてしまうこともしばしばあります。
これら対策のために、格納庫を整備し、整頓することが大切です。
《どのように》
1)格納庫の床をコンクリートで舗装します。そうすると安定してジャッキアップできます。その上、掃除が楽です。
2)後退時の衝突防止のためにポール、または、車輪止めを設置します。
(各作業機の幅、奥行きが異なるので、後退できる限界をポールで示した方が安全です。)
3)電灯を設置します。この時、電源スイッチは入り口近くに設置します。最近は、センサ付で、自動点灯するものもあります。
4)電源コンセントを設置します。
5)屋根の高さ、出入口の高さ、幅は余裕をもって作ります。そうすると将来、大型の機械に更新しても対応できます。
また、出入口の回りは目立つ色で塗装します。
6)換気のために窓や換気扇を設置します。これは排気ガスやバッテリー充電時の有害ガス充満の防止になります。
7)整理棚を設置し、工具箱、消耗品を整理整頓します。
《追加のヒント》
1)多少の機械加工ができるように、ドリル、万力、溶接機を備えます。
2)入口にカーブミラーを設置します。
3)機械の燃料の補給口が高くても補給しやすいように、大きめの踏み台を用意する等の工夫をします。
4)作業機をキャスタ付きパレットに載せて保管すると、格納庫内の整理やトラクタへの装着が安全で簡単にできます。
5)ロータリの爪交換やコンバインの刈刃の交換等で機械の下へもぐる時は、安定した場所でジャッキアップし、油圧ロックを掛け、落下防止の支えを入れます。
6)点検日をカレンダーに記入し、定期的に機械を整備します。
引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター
農業現場において労働安全、食品安全、環境保全、効率化、防犯などを目的とした改善活動を進めるため、テーマごとに作業を改善する方策(改善策)をわかりやすく紹介しています。 ページ右側のカテゴリー(ラベル)を選択してください。
2018年6月20日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
屋外作業での花粉症対策
労働安全: 重要 効率化: 重要 スギ等の花粉が多くなる季節には、花粉症の症状がなるべく出ないように対策します。 《なぜ》 呼吸がつらい状態での作業は、事故や体調悪化につながることがあります。 《どのように》 花粉症・呼吸器症状|症状が悪化しやすい春先の農作業 より 初期対...
-
「 改善策 」(農業現場を改善する方策)のデータ集については、 本ページ右側 の カテゴリー(ラベル) を選択してください。 → ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 以下は、GAP認証取得に役立つ資料のリンク集です。 GAP認証を「知る・取る・活かす」を支援する研究成果...
-
農業に役立つ「 ハザードマップ 」とは、 農場内の圃場、設備や、周辺道路などにおける 事故や違反の危害要因( ハザード ) を見つけて、 地図上に記録したもの です。 紙の地図にハザードのある場所を手書きで記入してもよいですが、 Googleマップに記録すれば屋外でも...
-
CCPのモニタリングとその方法・システム 改善活動(リスクマネジメント)における「 モニタリング 」とは、 ハザードの分析 と リスクの見積り によって定めた CCP(重要管理点) が 正しく管理されているか を適切な頻度で確認し、記録することです。 リスク低減にお...
-
労働安全: 重要 効率化: 重要 作業台、コンベヤ等を作業しやすい高さにします。 《なぜ》 1)作業台の高さが低すぎても高すぎても腰や肩、首、腕への負担が大きくなります。 2)作業の内容により、適正な作業台の高さが異なります。適切な高さで快適に作業しましょう。 《ど...
-
労働安全: 必須 効率化: 重要 寒い季節には、室内を 暖房 するか、 温かい服装 で作業します。 《なぜ》 1)冬の剪定作業や、保冷庫内での作業のように寒い環境で作業していると、手足や体が冷え、作業の能率が低下したり、動きがぎこちなくなったりします。腰痛や関節痛の経歴の...
0 件のコメント:
コメントを投稿