2018年7月2日月曜日

農作業安全や作業方法の知識習得

家族で農作業安全や作業方法の知識を習得します。

《なぜ》
1)農業では家族で共同作業することが多く、全員が農作業安全について教育を受ける必要があります。
2)女性オペレータも増え、農作業形態が変化しています。それらに対応して最新の安全対策を検討します。
3)ヒヤリハット体験、農作業安全、労働負担軽減の工夫等を家族で話し合い、安全意識を向上させましょう。

《どのように》
1)各県、農業機械士会、農業者大学校主催の講習会に家族で参加します。

2)研修テキスト、ビデオを元に家族で農作業安全や作業中の危険等について話し合います。

3)新しい機械は、従来のものと操作方法が変わっていたり、新しい自動化装置がついていることが多いので、機械の引き渡し時に、販売員から正しい操作方法の説明を受けます。

4)作業前に、作業の段取りの打ち合わせ、機械の危険箇所等を家族で確認します。

《追加のヒント》
1)栽培方法、農薬の取扱い等専門的なことは、最寄りの普及センター試験場に問い合わせます。

2)救命処置の講習を消防署に依頼して実施します。

3)近所やSNS等でも情報交換すると、よりよいアイデアが見つかることがあります。

引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター

2024/09/06 更新

ケガに備えた保護具の使用

労働安全:必須
打ち身、切り傷等に備えて手袋やヘルメット等保護具を使用します。

《なぜ》
1)打ち身、切り傷等に備えて、ヘルメット保護メガネ耳栓イヤマフ(耳覆い)、手袋カッパすね当て安全靴等の保護具を装着し、安全・快適に作業しましょう。

《どのように》
1)作業にあった保護具を用意します。併せて消耗品も用意します。販売店によっては、在庫がなかったり、納得いく説明が得られないこともあります。詳しくは保護具のメーカに問い合わせます。
2)保護具の装着・使用方法、手入れ方法を取扱説明書等で確認します。
3)紛失しないよう保管場所を決めます。

《追加のヒント》
保護具の選択・使用上の留意点等は、

1)手袋
(1)稲の手こぎ等巻き込まれる危険性がある作業は、手袋、腰手ぬぐいをはずしてから行います。
(2)滑り止め手袋は水に濡れると効果が極端に下がるので注意します。

2)ヘルメット
(1)頭にあったものを使用します。
(2)アゴひもは必ず正しく締めます。
(3)1度でも大きな衝撃を受けたものは、外傷がなくても使用を止め交換します。
(4)改造は危険です。
(5)汚れは薄めた中性洗剤でふき取ります。
(6)投げたり、高いところから落としたり、腰掛けることは破損の原因となりよくありません。
(7)帽体やヘッドバンドが破損、変形、変色したものは新品と交換します。

3)保護メガネ
(1)軽量なものを選択します。
(2)視界、保護範囲が広い物を選びます。
(3)マスクと併用する場合は、呼気や汗で曇らないか確認します。
(4)表面が傷付かないように、汚れは粉塵を先に払い落としてから拭き取ります。
(5)代かき作業のようにドロが大量に附着する場合は、料理用ラップフィルムを数枚貼付けてはがしながら使用します。

4)
 最近は、上半分がゴアテックス素材の長靴が販売されています。従来より高価ですが、蒸れにくく、軽量で小さく折りたためます。
 スニーカ型安全靴は、軽く、靴底が軟らかく、蒸れにくい性質をもっています。また、フォークで足を刺す危険性がある場合は足の甲の保護プロテクターを使用します。
軽作業の場合でも、固めのシリコン製サンダルを着用すると、物を落とした時に足のケガを防止できます。

5)前掛け、その他
 前掛けは機械に巻き込まれた時のために肩ひもがホックで、はずれやすいものもあります。
 保護クリームは農薬用、作物アレルギー用、日焼け防止用があります。

引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター

電気機器や照明器具の漏電防止

労働安全:必須
漏電や火事にならないよう電気機器や照明器具を安全に使用します。

《なぜ》
1)漏電していると感電の危険性があります。特に水を使う場合は、漏電していると直接機械に触らなくても感電する危険性があり、特に注意が必要です。
2)タコ足配線やコンセントの容量を超えて電気器具を使用すると電源コードが発熱して火事になる危険性があります。

《どのように》
1)漏電防止のために、コンセントのアースをとります。また、接地極にアース線を確実に接続します。)漏電ブレーカも接続します。なお、ガス管、硬質ビニール製水道管には接続を避けます。この場合は電気工事士に相談します。

2)コンセント、電源コード、アース線、スイッチボックスの破損、腐蝕、断線等を見つけたらすぐ修理します。

3)車や人が通行する場所をさけて電源コードを配線します。やむを得ず配線する場合は丈夫なカバーで覆います。
 なお、ステップル(小さなコの字形の金具)で電線を固定すると断線しやすいので、フックや両面テープ等別の方法で固定します。

4)点検作業は必ずコンセントを抜いてから行います。
 (待ち受け電源が入っていることがあります。)

5)コードのみを引っ張ってコンセントを抜いたり、コンセントを抜き差しして電源を入/切するとコンセントやプラグを破損するので禁止します。

6)コンセントの容量以内で電気製品を使用します。通常の単相ACのコンセントは1つの接続口当り1000~1500W程度です。消費電力の合計をそれ以内にします。

7)プラグとコンセントを長期間接続したままにすると、ほこりが溜まって絶縁がわるくなり火災の危険性があります。時折コンセントの接続部分を掃除します。

8)ぬれた手は、必ず水をふき取ってからコンセントやスイッチを操作します。また、水を入れた容器は電気製品の上に置かないようにします。

9)燃料や燃えやすいものの近くで電熱器や白熱灯、火花のでるものの使用は止めます。

10)スイッチのヒューズのかわりに針金を使用したり、無理な改造は危険です。

11)屋外に配線する時には電気工事士に工事を依頼します。コンセントは防水箱の中に納めるか、防雨形にします。延長コードにも防雨形を使用します。

12)畜舎内では電線を動物にかじられないないよう金属パイプ等でカバーします。コンバイン、乾燥機の配線はネズミにかじられないように念入りに掃除します。

《追加のヒント》
1)ハンドランプは電球が熱くなります。また、ソケットを持って使用することが多く、やけどや断線の危険性が大きいので、注意して取扱います。

2)消火器は、普通火災、油火災、電気火災に対応した“ABC消火器”を用意します。

引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター

手持ち工具は使いやすいものを

《なぜ》
1)使いにくい工具は、確実に作業できない上に、手が滑ったり挟まれてケガをすることがあり危険です。
2)また、手首を無理に曲げたり、ひねりながら工具を使用していると腱鞘炎になる確率が高くなります。
3)工具は、永年にわたり使用するので使いやすく、丈夫なものを選択します。

《どのように》
1)いろいろな工具があるので、全て満足できるとは限りませんが選択する場合のポイントとして、
(1)ドライバー、スパナ等はサイズがネジやナットにぴったり合う。
(2)適切なグリップ(手の握り)がついている。
(適切な太さ、長さ、形、滑り止め付き、ストッパー付き)
(3)十分な強度がある。
(4)刃物は切れ味が持続する。
(5)ハンマーなどの柄は、手首の曲げやひねりがない状態で作業できる形になっている。(例:ピストル形のグリップ)
(6)整理された道具箱に入っている。
(7)電気工具は、絶縁処理や、アースがとれるようになっている。
(8)ハサミ等のグリップがバネで開くものは、ひんぱんに開閉しても疲れない。

2)適切なグリップの目安として、
〔1本のグリップを手全体で握る工具〕(例:ドライバー)
(1)太さが3~4cm程度。長さが10cm以上。
(2)滑りにくい形状または表面処理済み。

〔2本のグリップを握る工具〕(例:ペンチやハサミ)
(1)グリップの太さが力を入れても痛みを感じない十分な太さ。
(2)開閉する時のグリップ間距離の範囲は、片手で使うもので4cm~10cm。両手で使うもので取り回しやすい長さ。
(3)グリップの長さが13cm以上。
(4)滑りにくい形状または表面処理済み。

3)電動工具は重く手首に負担が大きく、大きな力を発し危険です。よって、工具を両手で保持して使用する、天井からつり下げる、据え付け式のものを使用する等対策を検討します。(例:ハンドドリルとボール盤、ハサミと押し切り)

《追加のヒント》
1)刃が付いている工具は、刃を研ぐ、可動部分(例:ちょうつがい)に注油すると小さな力で操作でき、長持ちします。
2)滑りやすいグリップには、滑り止めテープを巻きます。
3)正しい使用方法も訓練します。例えば、目的外に使用しない。ドライバーは確実にネジみぞに当て使用する等。

引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター

蛍光灯が割れた時の破片飛散防止

食品安全:必須 労働安全:重要

《なぜ》
 天井の蛍光灯が割れることは、普通の状況ではあまり考えられません。しかし、作業場ではさまざまな荷物を運び込むので、蛍光灯に物が当たって発生する可能性がある事故です。
 蛍光灯は雷などの過電圧で割れることもあります。

 蛍光灯に限らず照明や瓶、窓などのガラスが割れると、その破片が異物として農産物や容器に混入してしまう可能性があります。

 ガラスの破片が飛び散ると、作業をする人がケガをする可能性があります。

《どのように》
 作業場などの照明は、保護カバーをかけるか、飛散防止の加工がされたランプを使用します。

 作業場でガラスが割れた時にすぐに片付けられるように、ほうき、ちりとり、ゴミ袋、掃除機などを近くに用意しておきます。

《追加のヒント》
 雪国などでは、雪の重みでガラス戸が割れて農産物を入れる容器に混入したという事例もあります。

※GAP認証における審査では、よく指摘される項目です。
ただし、蛍光灯などの破損や農産物への異物混入のリスクを考えて、
リスクが少ない場所については対策に神経質になる必要はありません

参考:食品の安全を確保する - これから始めるGAP - 農林水産省
関連データ:作業しやすくする照明の工夫

2024/08/16 更新

職場のパワーハラスメントの防止

労働安全:必須 防犯:必須(被害者・加害者にならないために)

職場のパワーハラスメント(パワハラ)とは
「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」(厚生労働省の定義)

 健康的で雰囲気がよくみんなが働きやすい職場にするために、
パワハラなどのハラスメントは絶対に見逃さず防止しなくてはいけません。

職場のハラスメントの事例や対策については、こちらが参考になります。
 あかるい職場応援団 職場のハラスメント対策 - 厚生労働省

また、外国人技能実習生の受け入れには、十分な配慮が不可欠です。
農場で働く労働者全員の人権が尊重され、差別のない労働環境にする必要があります。

 外国人との関係が悪化する原因の例
  • 労働が過酷だった(残業が多いなど)
  • 寮の環境がひどかった
  • 食事が合わなかった
  • パワーハラスメントがあった
  • 宗教的なことで差別を受けた
  • 日本人の実習生との待遇に差があった
関連データ:外国人労働者の安全衛生対策

従業員の出勤シフト表

出勤シフト表 - 阿部梨園の知恵袋

雇用経営では必須。他産業では当たり前。

できれば、圃場ごとに作物の生育予測を行うことで、
各時期の作業に応じて必要人員を確保するようにします。
特に、収穫作業での人員の割り振りは重要です。

※追記予定。

屋外作業での花粉症対策

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