重量物の1個当たりの重さを軽くするため、複数個に分割します。
《なぜ》
重い荷物を運ぶことは、もっともいやがられる作業です。
実際に疲労を早くもたらす上に、腰痛や肩こりの原因になります。
一方、軽い物では重い物を扱う場合に比べて、疲労が少なく、能率の低下も少なくすみます。
《どのように》
1)重量物を分割できるか検討します。
荷物1個当たりの重さは、体重の40%以下にします。作業者の体力、疲労を考慮してさらに軽くすることも検討します。
2)逆に、小さすぎて持ちにくくなったり、荷崩れしないように荷物を適当な大きさにします。
3)また、抱えやすい容器に入れる、取っ手を付ける、ヒモで縛ると保管にも便利です。
4)運搬台車を使うと、手で抱えるより疲れないで大量に、かつ、長い距離を運搬できます。
《追加のヒント》
1)手に抱えて取り扱う時は、荷物を肩に載せるか、腰の高さ付近で保持すると疲れが少なくてすみます。
2)通路の幅を余裕もって確保したり、路面に凹凸がないようにします。
3)1個当たりの重さを軽くすると取扱い個数が多くなりますが、パレットや運搬台車に一旦載せてしまえば、取扱い回数を減らせます。
4)複数人数で荷物を運搬します。
引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター
農業現場において労働安全、食品安全、環境保全、効率化、防犯などを目的とした改善活動を進めるため、テーマごとに作業を改善する方策(改善策)をわかりやすく紹介しています。 ページ右側のカテゴリー(ラベル)を選択してください。
2018年7月6日金曜日
2018年7月4日水曜日
IPM(総合的病害虫雑草管理)
IPMとは、"Integrated Pest Management" の略であり、
日本語では「総合的病害虫管理」や「総合的有害生物管理」と訳されます。
参考:IPM - 天敵Wiki
IPMは、害虫、病害、雑草を防除するために、農薬をなるべく使わずに
いろいろな防除技術を利用して栽培することと考えられがちですが、
重要な考え方は「要防除水準以下での病害虫雑草の管理」ということです。
参考:要防除水準 - 天敵Wiki
病害虫・雑草のまん延防止、農薬使用の低減、環境汚染防止だけでなく、
防除に要する作業時間の削減や、農薬等の資材費の削減につながります。
また、国際水準のGAP認証では、IPMの実践が必須項目となっています。
リスクアセスメントの基本手順 にあてはめると、
1.作目、作型、地域ごとに、防除対象になる病害虫・雑草を想定する。
2.被害の程度を考慮し、要防除水準を決める。=リスクの見積り
3.要防除水準以下にするために適切な予防、防除の方法を選択する。
4.病害虫・雑草の予防と、発生程度のモニタリングを行いながら、
要防除水準を超えそうな時に適切な防除を行い、それを記録する。
5.1~4の手順で、リスクの見積りと改善策の検討・実施を繰り返す。
参考:病害虫防除に関する情報 - 農林水産省
関連:作物病害の伝染防止
2021/08/03 更新
日本語では「総合的病害虫管理」や「総合的有害生物管理」と訳されます。
参考:IPM - 天敵Wiki
いろいろな防除技術を利用して栽培することと考えられがちですが、
重要な考え方は「要防除水準以下での病害虫雑草の管理」ということです。
参考:要防除水準 - 天敵Wiki
病害虫・雑草のまん延防止、農薬使用の低減、環境汚染防止だけでなく、
防除に要する作業時間の削減や、農薬等の資材費の削減につながります。
また、国際水準のGAP認証では、IPMの実践が必須項目となっています。
1.作目、作型、地域ごとに、防除対象になる病害虫・雑草を想定する。
2.被害の程度を考慮し、要防除水準を決める。=リスクの見積り
3.要防除水準以下にするために適切な予防、防除の方法を選択する。
4.病害虫・雑草の予防と、発生程度のモニタリングを行いながら、
要防除水準を超えそうな時に適切な防除を行い、それを記録する。
5.1~4の手順で、リスクの見積りと改善策の検討・実施を繰り返す。
参考:病害虫防除に関する情報 - 農林水産省
関連:作物病害の伝染防止
2021/08/03 更新
4S活動(整理、整頓、清掃、清潔)
様々な職場で、労働安全衛生、食品衛生、作業効率化のために
「整理」「整頓」「清掃」「清潔」の「4S」活動や、
さらに「しつけ」を加えた「5S」が普及しています。
農業現場における改善活動でも、4Sや5Sの活動は基本であり、
経営者も従業員も常に怠らず心がける必要があります。
整理:必要なものとそうでないものを分け、不要なものは捨てる。
整頓:必要なものを決められた場所に置き、すぐに使えるようにする。
清掃:職場、機械、設備をきれいに掃除して、仕事をしやすくする。
清潔:職場、機械、設備や、作業者自身も、きれいな状態を保つ。
しつけ:決めたこと、教わったことを、必ず守るようにする。
参考:
4S(整理、整頓、清掃、清潔)- 職場のあんぜんサイト 厚労省
4S活動 - Wikipedia
5Sで取組む衛生管理(学習動画)- HACCP関連情報 JFIA
5S 整理・整頓・清潔・清掃・しつけのくふう - 絵で見る創意くふう事典
「整理」「整頓」「清掃」「清潔」の「4S」活動や、
さらに「しつけ」を加えた「5S」が普及しています。
農業現場における改善活動でも、4Sや5Sの活動は基本であり、
経営者も従業員も常に怠らず心がける必要があります。
整理:必要なものとそうでないものを分け、不要なものは捨てる。
整頓:必要なものを決められた場所に置き、すぐに使えるようにする。
清掃:職場、機械、設備をきれいに掃除して、仕事をしやすくする。
清潔:職場、機械、設備や、作業者自身も、きれいな状態を保つ。
しつけ:決めたこと、教わったことを、必ず守るようにする。
参考:
4S(整理、整頓、清掃、清潔)- 職場のあんぜんサイト 厚労省
4S活動 - Wikipedia
5Sで取組む衛生管理(学習動画)- HACCP関連情報 JFIA
5S 整理・整頓・清潔・清掃・しつけのくふう - 絵で見る創意くふう事典
露地野菜の生育・出荷予測システム
持続的で安定した農業経営を行うには、
作物の販売計画、生産計画、さらに作業計画を立てて、
なるべく計画どおりに作業を行うことが重要です。
計画を立てる際に必要なのは、作物の生育を予測することで、
特に作目、作型、圃場ごとの収穫期や収穫量の予測が重要です。
農研機構の野菜花き研究部門を中心とした研究グループは、
レタスやキャベツ等の露地葉物野菜を対象に、
気象データに基づいて生育を予測するシステムを開発しました。
この研究開発の内容やシステムの利用方法について、
詳しくはこちらのウェブサイトをご覧ください。
露地野菜精密出荷予測システム - 農研機構 野菜花き研究部門
2021/08/02 更新
作物の販売計画、生産計画、さらに作業計画を立てて、
なるべく計画どおりに作業を行うことが重要です。
計画を立てる際に必要なのは、作物の生育を予測することで、
特に作目、作型、圃場ごとの収穫期や収穫量の予測が重要です。
農研機構の野菜花き研究部門を中心とした研究グループは、
レタスやキャベツ等の露地葉物野菜を対象に、
気象データに基づいて生育を予測するシステムを開発しました。
この研究開発の内容やシステムの利用方法について、
詳しくはこちらのウェブサイトをご覧ください。
露地野菜精密出荷予測システム - 農研機構 野菜花き研究部門
2021/08/02 更新
2018年7月2日月曜日
作業機の保管
効率化:重要 労働安全:重要
作業機は、キャスタ付き台やパレットに載せて保管します。
《なぜ》
1)トラクタに装着する作業機は、重く、かさばるので、取扱うのは手間がかかる上に、危険です。(例えば、ロータリで1.5m幅クラスで250kg程度。)
1)トラクタに装着する作業機は、重く、かさばるので、取扱うのは手間がかかる上に、危険です。(例えば、ロータリで1.5m幅クラスで250kg程度。)
特に3点リンクにピンを差し込むための位置合わせは慣れないと難しいものです。
また、耕起、代かき時期などは忙しく、着脱の手間を少しでも減らしたいものです。
2)格納庫内の奥に並べた作業機を使用するために他の作業機を移動するのも大変手間です。
3)簡単な移動方法があると安全に取扱いできます。
《どのように》
実施上の要点
キャスタ付き台を活用するために、床を平坦に舗装するか、板やゴムマットを敷くことが必要です。
1)作業機はキャスタ付きの台に載せてロープで固定します。こうすると並べかえや装着時の位置合わせも簡単にできます。
2)作業機をパレットに載せれば、フォークリフトで運搬も可能です。
《追加のヒント》
1)さらに作業機を着脱しやすいよう、3点リンクにクイックヒッチを使用します。
2)作業機用の棚を設置すると、立体的に整理でき空間を有効利用できます。
3)歩行用機械もキャスタ付き台に載せれば移動が簡単です。
4)防除機等のホースカプラの接続手順のメモを作業機にぶら下げておくと、着脱がさらに速くできます。
引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター
また、耕起、代かき時期などは忙しく、着脱の手間を少しでも減らしたいものです。
2)格納庫内の奥に並べた作業機を使用するために他の作業機を移動するのも大変手間です。
3)簡単な移動方法があると安全に取扱いできます。
《どのように》
実施上の要点
キャスタ付き台を活用するために、床を平坦に舗装するか、板やゴムマットを敷くことが必要です。
1)作業機はキャスタ付きの台に載せてロープで固定します。こうすると並べかえや装着時の位置合わせも簡単にできます。
2)作業機をパレットに載せれば、フォークリフトで運搬も可能です。
《追加のヒント》
1)さらに作業機を着脱しやすいよう、3点リンクにクイックヒッチを使用します。
2)作業機用の棚を設置すると、立体的に整理でき空間を有効利用できます。
3)歩行用機械もキャスタ付き台に載せれば移動が簡単です。
4)防除機等のホースカプラの接続手順のメモを作業機にぶら下げておくと、着脱がさらに速くできます。
引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター
2020/10/29 更新
機械の取扱説明書をよく読む
取扱説明書をよく読み、農業機械を使用します。
また、分かりやすい所に保管します。
《なぜ》
1)新しい機械は、従来のものと操作方法が変わっていたり、新しい自動化装置がついていることがあります。
2)また、年に1、2回しか使用しない機械は、点検・整備法、運転操作法を忘れてしまいます。
3)安全のために使用前に取扱説明書を熟読します。また、いざという時のために、分かりやすいところに取扱説明書を保管します。
《どのように》
1)新しい機械の引き渡し時には、販売員から正しい操作方法の説明を受けます。また、少なくとも取扱説明書を最後まで読みます。
2)取扱説明書は、ビニール袋に入れ機械内に入れておくか、携帯工具と一緒に持ち歩くようにします。
3)たまにしか使わない機械は、取扱説明書の基本操作の部分をコピーしたり、紙に抜き書きして、機械にぶら下げておきます。
4)取扱説明書を読みやすい工夫をします。
例えば、
・必要なページにふせん紙を貼る。
・赤ペンで印をつける。
《追加のヒント》
1)機械を使いやすいように工夫します。
例えば、
(1)メータなどは通常の調節位置に印をつけます。
(2)ネジの締まった位置が分かるように印をつけます。
(3)点検・整備時期を機械に記入します。
「次回交換○月○日」「○月○日交換」等々。
(4)燃料のエア抜きキャップは見易いように色をぬります。
(5)耕うん爪等の消耗品は、型紙を作製して、その基準より磨耗したら交換するようにします。
(6)チェーン、ベルトの張り具合の目安を機体に書いておきます。
(7)指の幅、手の長さを覚えておくと、簡単な物差し代わりになります。
2)作業前の打ち合わせの中で機械の危険個所や合図についても確認します。
また、最低限エンジンの停止方法を共同作業者にも知らせます。
引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター
また、分かりやすい所に保管します。
《なぜ》
1)新しい機械は、従来のものと操作方法が変わっていたり、新しい自動化装置がついていることがあります。
2)また、年に1、2回しか使用しない機械は、点検・整備法、運転操作法を忘れてしまいます。
3)安全のために使用前に取扱説明書を熟読します。また、いざという時のために、分かりやすいところに取扱説明書を保管します。
《どのように》
1)新しい機械の引き渡し時には、販売員から正しい操作方法の説明を受けます。また、少なくとも取扱説明書を最後まで読みます。
2)取扱説明書は、ビニール袋に入れ機械内に入れておくか、携帯工具と一緒に持ち歩くようにします。
3)たまにしか使わない機械は、取扱説明書の基本操作の部分をコピーしたり、紙に抜き書きして、機械にぶら下げておきます。
4)取扱説明書を読みやすい工夫をします。
例えば、
・必要なページにふせん紙を貼る。
・赤ペンで印をつける。
《追加のヒント》
1)機械を使いやすいように工夫します。
例えば、
(1)メータなどは通常の調節位置に印をつけます。
(2)ネジの締まった位置が分かるように印をつけます。
(3)点検・整備時期を機械に記入します。
「次回交換○月○日」「○月○日交換」等々。
(4)燃料のエア抜きキャップは見易いように色をぬります。
(5)耕うん爪等の消耗品は、型紙を作製して、その基準より磨耗したら交換するようにします。
(6)チェーン、ベルトの張り具合の目安を機体に書いておきます。
(7)指の幅、手の長さを覚えておくと、簡単な物差し代わりになります。
2)作業前の打ち合わせの中で機械の危険個所や合図についても確認します。
また、最低限エンジンの停止方法を共同作業者にも知らせます。
引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター
機械の危険な部分の安全対策
伝達軸、ベルト等危険な部分に安全柵を設置します。
《なぜ》
一つ一つの機械の安全対策は万全でも、原動機と作業機をつなぐベルトや動力伝達軸の安全カバーはないのが常です。その部分には安全柵を設置する等の対策を検討します。
※毎年、農業機械、施設に関わる農作業事故が多く発生しています。それに対して、年々機械の安全対策も進んできています。
防止対策の1つとして、より安全な機械を購入することをお勧めします。
《どのように》
1)作業前に、機械の危険箇所を確認し、共同作業者にも知らせます。
2)むき出しの動力伝達ベルトや伝達軸の周りに丈夫な安全柵を取り付け、危険を標示します。
3)ベルトやPTOのドライブシャフトにまたがったり、乗り越えたりしないようにします。
4)機械に付いている安全カバー、安全装置は取り外さないようにします。
5)機械に巻き込まれない服装にします。
(例:そで口を閉じる、シャツが背中からはみ出ないようにする、長い髪をまとめる、腰手ぬぐいをはずす)
6)購入の際には、価格や性能、新機能に目が行きがちですが、安全性や使いやすさもチェックします。具体的には、なるべく型式検査合格証票、または安全鑑定証票が貼られた機械を購入します。なお、型式検査に合格した機械は、その性能主な装備を型式検査成績表で調べることができます。
また、下記の部分の使いやすさについてもチェックします。
・燃料の給油口の位置
・乗降ステップの高さ、幅
・バッテリーの取り外しやすさ
・ボンネット、安全カバーの開閉のしやすさ
・メータ、説明文の字の大きさ、用語の分かりやすさ
・エンジンの始動のしやすさ
・騒音の大きさ
・振動の大きさ
・レバー、ペダルの操作力
・掃除口の位置
《追加のヒント》
1)新型の機械は、従来と操作方法が変わっていたり、新しい自動化装置がついていることが多いものです。
よって、機械の購入時に販売員から正しい操作方法を納得いくまで説明してもらいます。取扱説明書でも確認します。
2)安全な作業方法について検討します。
(例:トラクタの適切な運転速度は、各自の運転技能により異なります。各自にあった速度を確認しておきます。)
3)組作業での合図を事前に決めておきます。
引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター
《なぜ》
一つ一つの機械の安全対策は万全でも、原動機と作業機をつなぐベルトや動力伝達軸の安全カバーはないのが常です。その部分には安全柵を設置する等の対策を検討します。
※毎年、農業機械、施設に関わる農作業事故が多く発生しています。それに対して、年々機械の安全対策も進んできています。
防止対策の1つとして、より安全な機械を購入することをお勧めします。
《どのように》
1)作業前に、機械の危険箇所を確認し、共同作業者にも知らせます。
2)むき出しの動力伝達ベルトや伝達軸の周りに丈夫な安全柵を取り付け、危険を標示します。
3)ベルトやPTOのドライブシャフトにまたがったり、乗り越えたりしないようにします。
4)機械に付いている安全カバー、安全装置は取り外さないようにします。
5)機械に巻き込まれない服装にします。
(例:そで口を閉じる、シャツが背中からはみ出ないようにする、長い髪をまとめる、腰手ぬぐいをはずす)
6)購入の際には、価格や性能、新機能に目が行きがちですが、安全性や使いやすさもチェックします。具体的には、なるべく型式検査合格証票、または安全鑑定証票が貼られた機械を購入します。なお、型式検査に合格した機械は、その性能主な装備を型式検査成績表で調べることができます。
また、下記の部分の使いやすさについてもチェックします。
・燃料の給油口の位置
・乗降ステップの高さ、幅
・バッテリーの取り外しやすさ
・ボンネット、安全カバーの開閉のしやすさ
・メータ、説明文の字の大きさ、用語の分かりやすさ
・エンジンの始動のしやすさ
・騒音の大きさ
・振動の大きさ
・レバー、ペダルの操作力
・掃除口の位置
《追加のヒント》
1)新型の機械は、従来と操作方法が変わっていたり、新しい自動化装置がついていることが多いものです。
よって、機械の購入時に販売員から正しい操作方法を納得いくまで説明してもらいます。取扱説明書でも確認します。
2)安全な作業方法について検討します。
(例:トラクタの適切な運転速度は、各自の運転技能により異なります。各自にあった速度を確認しておきます。)
3)組作業での合図を事前に決めておきます。
引用:農作業現場改善チェックリスト - 農作業安全情報センター
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